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ギアはすり減ります。マウンテンバイク編。

2023年2月14日

メンテナンス

先週で受付終了したオーバーホールキャンペーン。たくさんのご依頼を頂きありがとうございます。1シーズン快適に乗れるように、丁寧に作業していきますのでもう少しお待ちくださいませー。

そんなオーバーホールでの1コマ。マウンテンバイク編。それもリアギア40T以上を使用している人に向けてのものになります。

リアの多段ギア、カセットスプロケットは見たことがありますよね?

ここ数年、フロントギアのシングル化が当たり前となり、リアギアがどんどん巨大化していっています。

数年前では考えられなかった、リアのビッグギア。
どこからがビッグなのかという明確な定義はありませんが、40T以上のモノだと思ってます。

リアギアはデカいほど軽く踏めます。その分進みませんが(笑

このビッグギア。
歯がでかい分、どうしても重量が増えます。

そして増えた重量をどうにかして軽くする為に、低速用のギア素材に軽量なアルミを使用しているモデルが多くあります。
一般的には、全てスチールで作られるものです。

上の写真だと、多段ギアの色が変わっているところがアルミで出来てます。

アルミで作ると軽くなるのですが、どうしてもスチールに比べて消耗するスピードが早くなります。アルミは鉄より柔らかいのです。

ここからが本題。

よく登るマウンテンバイカーは、どうしてもリアギアの磨耗が激しくなります。

左-摩耗したギア / 右-新品

拡大してみます。

自転車のギア歯は、尖っているイメージを持っている人が多いかと思いますが、新品状態をよくみると「富士山/ ̄\」の様なカタチをしています。

磨耗したギアは、∧トガっている∧のがわかりますかね?

こうしてギアが減ってしまった分は、チェーンとの接触面積が少なくなり、踏み込むと歯飛びを起こします。
残念ながら、減ってしまったギアは交換するしか手がありません。

しかし、一部のギアが減っているだけで、残りは元気な状態なのに、丸ごと交換っていうのはもったいないなー。
と、考えるかたもいらっしゃるでしょう。

安心してください。
修理パーツとして、必要なところだけ売ってます。

 


こうすることで丸ごと交換するより出費を抑えることができます。

※今回は「シマノ XT CS-M8000」を例にとってお話ししています。残念ながら、丸ごと交換しか適応できないモデルもありますのでご注意くださいませ。

使えば使うほどに減っていくのはどうしようもありません。

しかしながら、普段の掃除と注油で寿命はグッと伸ばすことができます。
乗るならメンテナンス(掃除)もセットで考えていただけると、自転車も喜ぶと思います。


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