スポーツ自転車入門 INTRODUCTION TO SPORTS BIKE

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クロスバイクとロードバイクの違い

スポーツバイクを選ぶ時にクロスバイクとロードバイクどちらにしようかと迷うことも多いと思います。価格が高いのがロードバイク、逆にお手軽なのがクロスバイクと思われるかもしれませんが、それだけの違いではありません。それぞれ乗り方やバイクの形状によって全く違ったバイクなのです。このページを見れば、あなたにどちらのタイプのバイクが適しているかを見極めることができます。

今回はスポーツバイク選びで迷っているあなたのためにロードバイクとクロスバイクそれぞれの特徴や違いを解説します。

 

形状の違い

ロードバイクとクロスバイクの違いをパーツの形状から比較してみましょう。

1.ハンドル

外見上一番違いがわかるのがハンドルです。ロードバイクはラウンド形状のドロップハンドルを使用し、より前傾のポジションに。クロスバイクはストレートなハンドルを使用し、体に負担が少ない姿勢が取れます。

2.タイヤ

ロードバイクのタイヤは23mm~28mmが一般的。重量が軽く、路面抵抗が抑えられるためスポーツバイクらしい軽快な走りになりますが、路面からの衝撃は強く伝わってきます。また、段差でつまづくことも多いため初心者の方は怖いと感じることもあります。クロスバイクのタイヤは30mm前後が一般的。タイヤを太くすることで乗り心地を安定させ、超えられる段差も大きくなりますが、路面抵抗が増し、重量が増えるためロードバイクほど軽快な走りにはなりません。

 

ロードバイクの特徴

ドロップハンドルに細めのタイヤ

ロードバイクは舗装路用として一番スピードが出せる自転車です。前傾姿勢が取れるドロップハンドルや細めのタイヤを基本仕様としています。ギア変速の数は、クロスバイクと同様に20段前後を搭載しており、よりスピードが出せる重めのギアを中心に配置されています。車体は軽量に出来ており、スピードだけでなく登り坂や長距離の走行も他の自転車より長けています。

ロードバイクの価格帯

価格は10万円前後からスタートし、プロのロードレース選手が使用しているハイエンドのロードバイクは100万円以上するものも珍しくありません。例えば10万前後のロードバイクはエントリー用に位置づけられるため、アルミフレームのモデルが多くなっています。コンポーネントと呼ばれるギアやチェーン、ブレーキなどのパーツもコストを考えた価格を抑えたモデルが使用されます。カーボンフレームを採用したモデルは、20万円前後から登場しコンポーネントもグレードアップされる傾向があります。100万円以上するモデルは最高級のカーボンとコンポーネントが組み合わされたモデルとなるわけです。

 

ロードバイクのおすすめの乗り方

長距離やヒルクライムを楽しむ

ロングライドと呼ばれる長距離をツーリングしたり、峠や長い登りを果敢に駆け上がるヒルクライムも楽しめます。車に積載したり、電車に自転車を持ち込み現地まで移動する輪行という楽しみ方もあります。

レースやサイクルイベントに参加

ロードバイクはもともと競技用に作られた自転車のため、順位やタイムを競うレースやイベントにピッタリの自転車です。春から秋の自転車シーズンは各地でイベントが開催されているので、自転車仲間と一緒に定期的参加するのも楽しいですね。

健康維持やダイエット

ロードバイクはトレーニングにも向いています。ランニングより関節に負担をかけにくいと言われているのでダイエットにもおすすめです。

クロスバイクの特徴

真っ直ぐなハンドルとクッション性を意識したタイヤ

クロスバイクは適度な前傾姿勢を取り、握りやすいフラットハンドルが特徴です。ハンドル幅も広めに取られていて高速域でも安定した走行ができます。タイヤサイズはシティサイクル(ママチャリ)に近い30mm前後です。スピードや軽さはロードバイクには適いませんが、ロードバイクよりもタイヤが太くなることでクッション性が増し乗り心地の良さを実感できます。ギア変速の数は24段前後を搭載しているモデルが一般的です。

クロスバイクの価格帯

クロスバイクは5万円から10万円のラインナップが人気の価格帯です。フレームの素材はアルミが多くを占めます。また20万円以上のクロスバイクになると、ロードバイクと同じカーボンフレームを採用し、従来のクロスバイクよりも軽さや速さで一歩先を行く高性能モデルも存在します。

 

クロスバイクのおすすめの乗り方

自転車通勤

クロスバイクは自転車通勤に最適。片道10kmや20kmの通勤も可能です。満員電車から解放された健康的な朝の時間は天国だと思うかもしれません。

近所の買い物など日々の移動手段

クロスバイクは近距離の移動にも向いています。買い物の荷物もフロントバスケットやキャリアを取り付けられるモデルを選べば問題ありません。

軽めのエクササイズに

時間がある時に近くのサイクリングロードを走ったり、軽めの運動にクロスバイクを利用することもおすすめです。

 

サイズ選びも重要

ロードバイクもクロスバイクもそれぞれサイズがあり、身長や手足の長さに合ったフレームサイズを選ぶ必要があります。フレームが適正サイズではないとハンドルが遠くて握りにくかったり、逆に近すぎて窮屈になってしまったり乗りずらい自転車になってしまいます。サクラバイクストアでは正しい方法での採寸によって、お客様一人ひとりに合った最適なサイズの自転車をご提案することができます。